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空き家対策事業BLOG

ガイアの夜明け「空き家を眠らせるな!」に驚きの活用方法はあったのか。

2023年7月20日 空き家対策事業

ガイアの夜明け(テレビ東京)が空き家の特集を放映

ビジネス情報の発信で人気のあるテレビ東京の番組「ガイアの夜明け」が、6月23日に「空き家活用」の最前線を特集しました。(https://video.tv-tokyo.co.jp/gaia/episode/00099013.html

先の国会で成立した「空き家特別措置法の改正」に関連し、空き家を放置したら…税金6倍!?というトピックスを紹介。注目の新たな活用法や、官民一体でのサポートによる成果。投資家向けの年利10%超という高利回り物件としての「空き家投資ツアー」。そして無印良品がリノベに参戦など、最新の空き家にまつわるトピックスが紹介されています。

しかし、サブタイトルにある「驚きの活用法」は、今回の番組中に紹介されていたのでしょうか?
少々疑問です。

サブタイトルは、~驚きの活用法~

番組では、

空き家をそのままに放置することの税制上のリスクを紹介しつつ、賃貸住宅の準備に向けた投資余力のある所有者や自治体、収益物件化することを後押しする企画会社、そこで発生するリフォームビジネス、これらの活動を通りして空き家が再活用されていく様子を紹介しています。

社会問題となっている空き家活用の現状が紹介されており、空き家関連ビジネスの注目度が上がっている事を実感させてくれます。

一連の新たな活動や組織的な取り組みには興味深いものではありますが、「驚きの活用」が紹介されたとは思えませんでした。

驚いたのは 活用法 ではない

私が驚いたのは、空き家を流行の投資先の様に安易に紹介する番組のスタンスです。

地方の空き家を収益物件として投資する際には、高い利回りに躍らされ、安い物件に高額なリフォーム費用をかける事など、慎重に検討すべきです。

もちろん、このような投資にも優良なものも存在すると思いますが、ビジネス関連番組として人気の高い「ガイアの夜明け」が、この様な様子を投資家が群がる新たなトレンドのように印象付けし、また、誘導するようなスタンスで紹介したことに大いに「驚き」ました。

投資家が、都心のマンションをたとえ低い表面利回りでも購入するのは、保有している資産を売却することによって得られる売買差益(キャピタルゲイン)を期待出来ることが大きな理由の一つです。

本番組中の紹介では、100万円を下回る物件に600万円以上のリフォーム費用を費やす例が紹介されています。7~8年で初期投資家改修出来るというような説明でしたが、登記費用や固定資産税、賃貸の稼働率や貸し出し中のメンテナンス費用など、一切は考慮されていません。

取り扱う事業者さんは、この種のリスクも十分に説明されているのだと思いますが、報道機関のスタンスとして流行りの投資手法のように紹介するのは如何なものでしょうか。

新たな空き家活用という視点なら

一方、番組中で「空き家対策法の改正」が取り上げられているように、空き家問題の解決に向けての動きは加速中です。

少し古い資料になりますが、平成28年に「公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会」が行った「空き家所有者に関するアンケート調査及びインタビュー調査報 告 書」によると、空き家が空き家になった理由の一番多い理由は、

「特に理由はない。売却や賃貸、解体等を特段考えたことがないから」となっています。

これまで、深く考えてこなかった多くの空き家の所有者には、今回の空き家特別措置法の改正は大きなインパクトとなるでしょう。所有する空き家を放置せず、何らかの対策を行おうとするきっかけになるはずです。関連ブログ

弊社では、空き家を放置することを深く考えてこなかった所有者さんに向けて、空き家再生事業「家サイクル」を選択肢の一つとしてご提案していきたいと考えています。

まとめ

管理不十分な空き家を「管理不全空き家」に指定する改正法が可決され成立しました。
より実効性の高い対策措置を講じることになり、空き家を放置するオーナーへの規制は強化されることになります。

普通の民家が空き家になったまま放置されている現状への打開策の一案として、弊社では所有者の負担の無い形で空き家を再利用する事業を展開しています。新たな活用法として検討されては如何でしょうか。

お問合せは、こちらからお気軽に。